IMEIとは
IMEIとは「International Mobile Equipment Identifier」の略で、「国際移動体装置識別番号」または「端末識別番号」と呼ばれています。
iPhoneやandroidなどのスマホだけでなく、ガラケー、セルラーモデルのiPadなどのタブレットなど、通信機器には必ず一台ずつ番号が振られています。
この番号は国やメーカーを問わず、すべてのモバイル通信を行う端末に振られるので、同じ番号のIMEIは2つとない固有の番号ということです。
IMEIによりメーカーや機種・モデルが分かるため、携帯電話事業者(キャリア)がサービスを提供する端末を選別・制限するのに用いることがあります。
また、SIMカードとは異なり端末自体の識別が可能なため、国・地域によっては紛失・盗難された端末のネットワーク利用制限を、このIMEIで行うことができます。これにより携帯を通話不能にすることができ、転売を防止することができます。
中古の携帯電話を購入する際などに、その端末が「ネットワーク利用制限(赤ROM)」かどうかを確認する場合にもIMEIが使われます。
「ネットワーク利用制限」になると、その端末の制限は原則解除されることはありません。
IMEIの形式
14桁の識別番号の末尾に1桁のチェックデジットを付加した15桁の構成になっており、上位8桁がメーカーおよび機種に固有の番号、続く6桁が一台ごとに端末固有の番号となっています。これにより製造メーカーや原産国、個体に振られたシリアル番号がわかります。
チェックデジットは14桁の識別番号から、一定の計算方法で機械的に付加される番号で、識別番号が形式的に有効なものかどうかを判定することができます。契約している通信事業者のネットワークに繋ぐ際には、チェックデジットを除く上位14桁を送信し、端末の識別を行なっています。
IMEIの読み方
- 1~6桁:端末のメーカーと機種の固有番号「TAC(Type Approval Code)」
- 7~8桁:原産国番号「FAC(Final Assembly Code)」
- 9~14桁:個体に割り振られたシリアル番号「SNR(Serial number)」
- 15桁:チェックデジット「Check Digit」
IMEIの確認方法
簡単に確認できる5つの方法です。
- 「設定」「一般」「情報」と辿って表示
- 購入した時の箱の裏
- 端末本体
- iPhone 6まで 端末の裏側
- iPhone 6s以降 SIMトレイ
- 電話番号「*#06#」
- iTunes
- クリックすると、順に切り替わります。
- 最大容量:○○GB
- 電話番号:→ MEID → IMEI
- シリアル番号:→ UDID → ECID → 機種ID
- iOSバージョン:→ ビルドバージョン