リスク回避のため、データは別に預けよう
前回、iPhoneの「容量」のお話をしました。
iPhoneを購入すると、もれなく「iCloudが5GB」付いてくる!そのiCloudは「データを保存しておける倉庫」です。
ただし、5GBしか利用できないので、お試しと思ってください。
ほとんどのiPhoneが64GB以上の容量で販売されている今、iPhone本体に保存しておくデータもそれなりに多いと思いますが、なぜに5GB?
「オンラインストレージ」を利用するメリット
既に生活必需品となっているiPhoneを日々使い続けていれば、それなりに保存しているデータも増え、本体の容量を圧迫していきます。
容量には上限があるため、大事なデータは「オンラインストレージ」に預け、本体に保存するデータはリスク回避のため必要最小限にしたいものです。
「オンラインストレージ」は有料、無料のサービスが数多くありますが、特に知名度の高い、「無料のオンラインストレージ」は
- iCloud:5GB
- Google Drive:15GB
- One Drive:5GB
- Drop Box:2GB
登録すると最低でも無料で2GB利用できるので、上記の4つに登録すれば、合計27GB!おぉ!(20/7月現在)
中でも絶対に外せない「オンラインストレージ」は、「Googleフォト」。これは写真とビデオ専用の「オンラインストレージ」です。
「Googleフォト」は、無料で利用するには容量に上限がある上記「オンラインストレージ」の中において、容量無制限というありがたいサービス。このストレージに写真とビデオを預けてしまえば、iPhone端末の使用可能容量はとてつもなく広がります。
iPhoneが壊れても、データは残る
「オンラインストレージ」はiPhoneだけでなく、スマホやタブレット、パソコンなど、「いつでも」「どこでも」「どの機種でも」、IDとパスワードがあればデータを見たり、またダウンロードもできます。
機種変しても、端末が故障しても、データは別のところにあるため、消滅して悔しい思いをすることはありません。
長くiPhoneを利用していても、写真とビデオ以外のデータは思ったほど増えないため、iPhoneの「使用可能容量」はいつもガラ空きとなります。この「オンラインストレージ」を上手に利用することで、256GBや512GBなどの大容量のiPhoneは必要なくなります。
64GBという最少の容量のiPhoneは、経済的にもおトク!また、使用可能容量も常にガラ空きとなるので、容量不足になる心配もまずありません。
データの種類によって、「オンラインストレージ」を使い分けることで、必要なデータを探す手間が省けることもあります。
時間の節約にもなる
このほかにもまだメリットがあります。
「データのバックアップ」および「復元」が短時間で済みます。データの復元やバックアップに時間がかかると、途中でエラーを起こしやすくなります。
エラーが出たらまた最初からやり直すか、最悪、バックアップや復元が不可能になる事もあります。できるだけ端末に保存する場合は必要最小限にした方が、キズも浅くて助かります。
また、最近の比較的新しい機種以外では、写真の枚数、ビデオの本数が増えるとiPhoneの操作が多少重くなります。酷くなると、フリーズすることもあるため、保存するデータは少なめにした方が良いと思います。
消えると困る写真やビデオのような大事なデータは「オンラインストレージ」に預け、それ以外のデータはiCloudの無料のお試し5GBに預けることにしましょう。
また、LINEのバックアップも「設定」でiCloudに預けておくことができるため、月に1回くらいはLINEのデータを保存しておきましょう。写真やビデオ以外のデータでしたら、iCloudの無料のお試し5GBで十分に足りるはずです。
写真やその他のデータを保存する容量が足りずに、毎月数百円のiCloudの利用料金を支払うより、無料でここまでできます。
iPhoneの空き容量が気になる方は、ぜひ利用してみてください。