バッテリーを節約するための機能
「充電するの忘れて、バッテリーが残り少ない…」「ゲームにはまってるから、すぐにバッテリーがなくなる」「You Tubeが楽しくて、気が付いたらバッテリー切れ」あるある。
「低電力モード」をONにしてみてください。頻繁にiPhoneを利用し、バッテリーの消費が早い方は、低電力モードを上手に使ってバッテリーの消費をできる限り少なくおさえるようにしましょう。少しだけですが長い時間、iPhoneを利用できるようになります。
低電力モードとは、消費電力量をおさえて、バッテリーを長持ちさせる機能のことです。バッテリー残量が20%を切ると、「バッテリー残量が少なくなっています」という通知が画面に表示され、低電力モードに切り替えるかどうか選択することができます。
低電力モードをONにすると、一部の機能に制限をかけることによって、バッテリーの消費をおさえてくれます。通常よりも1時間程度長く利用できますから、iPhoneをよく使う人はバッテリーを節約するためにこの機能の使い方を覚えておいて損はないです。
低電力モードで制限される機能
低電力モードを使うと、一部の機能が制限されます。あまり不便に感じないレベルの制限ではありますが、以下のような機能に影響があります。
- CPUの速度が40%以下に低下
- メールの自動受信ができなくなる
- アプリの自動更新がOFFになる
- アプリの自動ダウンロードがOFFになる
- 一部のビジュアルエフェクトが制限される
- 「Hey Siri」と呼びかけてもSiriが反応しなくなる
- iCloudフォトライブラリが一時停止する
- 自動ロックが30秒に制限される
「CPUの速度低下」と「メールの自動受信停止」に関しては、少し不便かもしれません。
CPUの速度が低下するとSafariで検索した時のページ読み込みが遅かったり、画面がスムーズに操作できなかったりすることがあります。使いづらい時は、その時だけ低電力モードをOFFにして柔軟に対応してください。
メールの自動受信停止については、低電力モードをONにすると、メールのプッシュとフェッチが停止され、バックグラウンドで新規のメールを受信することができなくなります。新規のメールを受信するためには、その都度メールアプリを開かなければなりません。メールアプリを開いている時だけ、新規メールを受信できます。リアルタイムにメールで連絡を取り合うような場面では、低電力モードをOFFにしたほうがよいでしょう。
低電力モードの設定をコントロールセンターに追加しておくと操作が楽になり、ワンタップで低電力モードに切り替えできます。
低電力モードになっているかどうかは、画面右上のバッテリーアイコンを確認してみてください。アイコンの色が黄色に変わっているはずです。色が変わっていない場合は設定が完了していないので、もう一度確認してみましょう。
低電力モードのメリット・デメリット
「低電力モード」最大のメリットは、バッテリーが長持ちする点です。1日中iPhoneを使い倒す予定のある人は、どこかで低電力モードに切り替えておきましょう。
また、新規メールを自動で受信できないことはデメリットですが、LINEやTwitterは問題なく使えます。低電力モードでも、LINEのメッセージやTwitterのDMが届いたらいつも通り即座に通知してくれます。バッテリーの消費をおさえながら、リアルタイムなやり取りを行なうことは可能です。
バッテリーの充電量が80%以上になると、自動的に低電力モードがOFFになり通常モードになるため手間がかかりません。
外出先でiPhoneの充電がなくなると不安なため、モバイルバッテリーを持ち合わせていない場合は、低電力モードを使ってバッテリーを長持ちさせましょう。